診療案内
交通事故治療
ふじた医院では交通事故の治療に特に力を入れております。
その理由は、母親が交通事故に遭い、母親は事故後数十年経過しても、たびたび頭痛や吐き気といった後遺症に悩まされていたからです。
母親の後遺症を治すべく、あらゆる方法を用いて治療にあたり、その結果、ふじた医院独自の治療法を確立し、年間延べ1万人の患者さまを治療しています。
交通事故後の症状は、衝撃による首や腰の捻挫といった体の痛みから、運転時の恐怖といったPTSD様の症状まで多岐にわたります。
そのため、ふじた医院では、事故後つらい思いをしておられる患者さまに、痛み止めと湿布だけ処方して終わり、という”治療”は絶対にしません。
交通事故でショックを受けた体も心もケアできるような、検査・治療の体制を整えています。
事故に遭ったけど、まず何からどうすればいいの?
このくらいの痛み、すぐ取れそうだから治療は必要ないかな?
今受けている治療でよくならないんだけど、転院してもいいのかな?
これら以外にも、事故後にはたくさんのお悩みが出てきます。
交通事故の後遺症が残らないように、どんなささいな体あるいは心の変化でも医師にご相談ください。
そして、医師と理学療法士の指導もと、適切な治療を受けましょう。
ふじた医院では、交通事故の対応経験豊富な医師と医療スタッフがご相談に乗りますので、困ったらまずご相談ください。(法的なご相談については、弁護士にもご相談されることをおすすめします。)アクセスはこちら。
ふじた医院での交通事故における治療の流れとよくあるご質問にお答えします。
交通事故後に出る症状とは?
交通事故の症状は多岐にわたり、大人と子どもでは異なる症状が出る場合もあるので、大人と子どもそれぞれ分けてご説明します。
大人 | 首や肩、腰など衝撃のかかった部位の骨折・打撲・捻挫(むちうち)、手足のしびれや手の握力低下(ヘルニアなど神経障害の場合あり)、頭痛(気圧の変化に影響されるお天気頭痛を含む)、耳鳴り、めまい、吐き気、気分不良や倦怠感、不眠症、パニック様症状(動悸・息苦しさなど)、フラッシュバックなどのPTSD様症状 |
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子ども | 首や腰の痛み、夜泣き、食欲低下、集中力の低下、パニック様症状、車に乗るの嫌がるなどPTSD様症状 |
受診したらどんな検査をするの?
検査は主に画像検査と神経学的検査を行います。
- レントゲン検査
症状がある部位を中心に、衝撃を受けたと考えられる部位のレントゲン検査を行います。
レントゲン検査によって、骨折の発見だけでなく、今後症状がどう経過するか予測することもできます。
また、骨格の情報があることで、リハビリテーションや鍼治療も適格に行えます。
お仕事の都合等で、整骨院に通院している場合でも、レントゲン検査を受けていない場合、骨折の見逃しなど、リスクが伴う場合があります。
事故後は必ず整形外科の病院でレントゲン検査を受け、医師と理学療法士の指導もと、適切な治療を受けましょう。 - 神経学的検査
手のしびれなどがある場合、神経損傷の有無をチェックする神経学的検査を行います。
首を軽く曲げるなど、体への負担は強くない検査です。 - MRI検査
問診や診察によって、MRI検査による詳しい検査が必要と判断した場合や後遺障害診断書作成のために必要な場合、MRI検査のできる病院にご紹介します。
治療の流れ
事故後1~2週間は体に直接触るような整体・整骨などは一切NGです。
ふじた医院では、物理療法という医療機器を用いた治療と投薬を行います。
症状緩和と後遺症を少しでも減らすため、できるだけ頻回に治療を受けることをおすすめします。
用いる医療機器は以下のようなものがあります。
- マイクロ波:
患部の深部まで暖め血流改善させることにより筋肉の緊張を和らげるとともに痛み物質の排泄促す - SSP(silver spike point):
刺さない鍼治療で肩凝りや腰痛に効果あり - 干渉波:
異なる周波数により筋肉をほぐす効果、神経麻痺の改善 - ホットパック:
適温のパックを患部に当てて温め血流を促進させ筋肉をほぐします。妊娠中の方でも安心して受けられる治療です
お薬は年齢や症状に応じて様々なものを使い分けます。
鎮痛剤、凝りをほぐす内服薬(眠気に注意)、漢方薬、湿布や塗り薬タイプの外用薬
事故後1~2週間経過後、症状が改善傾向であれば物理療法や投薬を続けます。
症状の改善を認めず、症状が横ばい、悪化、あるいは新たな症状が出現した場合、以下のような治療を追加し、組み合わせて治療を続けます。(自賠責保険の方は、以下の治療は全て自賠責保険の適応内です。)
- リハビリテーション:
理学療法士による徒手療法(ストレッチやマッサージのような体をほぐすイメージ)やトレーニングマシーンによる筋・関節の柔軟性改善させます。 - 鍼(はり)治療:
医師による鍼治療で、首や腰の凝りからくる、痛みやしびれなどを改善させます。 - 筋膜リリース注射:
痛みを敏感に感じる筋膜の緊張を、注射をすることで緩め、痛みを改善させます。(肩や腰など疼痛部位に直接注射します。)
交通事故の後遺症とは?
交通事故による諸症状、とくに痛みやしびれは、治りにくい場合があり、自賠責保険などの適応期間が終了しても症状が残る場合、後遺症として治療を続ける場合があります。
後遺症を残さないためには?
まずは、事故直後、安静を保つことが大事です。「このくらいの痛み、すぐおさまるだろう」と判断せず、事故後は必ず安静にするようにしてください。
場合によっては、ふじた医院では交通事故を原因とする諸症状に対し、入院することもできます。
事故後すぐに体を酷使するような作業をすると、症状が悪化したり、治りにくくなり、後遺症が残る原因となります。
整体など体に触って動かすような施術もNGです。
次に、事故直後から適切な治療を継続して受けることも重要です。
事故直後は、体に触ることのない、電気治療やお薬の内服といった治療を、毎日でもいいので、できるだけ継続して受けてください。
体に強い衝撃がかかる交通事故によるケガというのは、1度治療を受ければ治るということはほとんどありません。
継続して治療を受け、改善と悪化を繰り返しながら、徐々に良くなっていくものなので、できるだけ治療を絶やさず受けましょう。
ふじた医院では土曜日も一日受診できますし、休日でも当番医であれば電気治療を受けられます。
よくあるご質問
Q.費用は?
事故状況や保険会社の対応によって様々ですが、自賠責保険が適応された場合、自賠責保険から治療費が支払われますので、患者さまの費用負担はありません。
ご自身の健康保険を使う場合は、窓口料金(500~1,000円程度)が発生します。
ただし、交通事故治療にかかる費用は治療費だけでなく、警察に提出するための診断書料や後遺障害診断書料などもあります。そしてそれらを誰が支払うのかといった問題は、複雑な場合もあります。
ご自身で判断がつきかねる場合や、保険会社と円滑に話をすすめたい場合などは、事故後すぐ弁護士に相談することもおすすめします。
Q.この症状も事故と関係ある?
事故後に出てきた症状であっても、食欲不振など、一見事故とは関係のなさそうな症状ですと、ご自身では判断がつきにくいこともあるかと思います。
そうした場合でも、「この症状は事故とは関係ないだろう」とご自身で判断されるのは危険です。
以前実際にあった例としては、交通事故後頭痛を発症した患者さまでしたが、ご本人はその頭痛が交通事故によるものとは思わずに、事故後1か月間、治療をしなかった方がいらっしゃいました。
その方は、事故から1か月経過してふじた医院を受診されました。医師としては、事故後発症の頭痛ということで、事故との関係性ありと診断しましたが、保険会社は事故から時間がたちすぎているとして症状と事故の因果関係を認めず、治療の支払いはせず、患者さまはご自身の保険で治療に通うことになり、事故に対する慰謝料も受け取れませんでした。
交通事故に遭ったら、症状の有無に関わらず、事故から1週間以内に必ず整形外科を受診してください。
Q.何も症状ないみたいだけど、受診は必要?
事故直後は交感神経が優位に働く、いわゆる興奮した状態になります。
よって、事故後は、「何も感じないけど」という場合でも必ず整形外科を受診するようにしてください。
Q.子どもも同乗していたけど、治療はできる?
6歳以上でしたら、電気治療も受けられますし、小学生以上であればリハビリテーションも受けられます。乳幼児のお子さまは漢方など体には刺激のない治療を受けられます。
1例として、1歳半のお子さまが親御さんの車に乗っていたところ、事故に遭い、その後から明らかにチャイルドシートに乗せるときに泣いて嫌がるようになったそうです。
その際、夜泣き・ひきつけなどに用いる漢方を少量内服いただきましたところ、だんだんとシートに乗る様子が穏やかになってきたという治療例があります。
お子さまは敏感で、心的外傷(PTSD)を発症する場合もありますので、お子さまも同乗していた場合、明らかな外傷がなくても必ず一緒に受診するようにしてください。
Q.他の病院あるいは整骨院を受診したが、転院はできるの?
他院からの転院は可能です。
事故当日は救急車で他院に運ばれて検査を受けたが、2回目以降の治療はふじた医院で受ける、あるいは、お引越しのためなど、転院には様々な理由がありますが、他の医療機関からでも、整骨院からでも転院は可能です。
場合によっては通勤先の医療機関と自宅側の2か所に通うこともできます。
ただし、転院する場合や通院先を増やす場合は、担当の保険会社に患者さまご本人からご連絡いただく必要があります。
Q.整骨院と併用で病院にもかかりたいのだけど?
事故後は一度病院を受診し、その後は整骨院に通う、というパターンもあり、保険会社と相談の上、保険会社の許可が出れば可能です。
ただし、ふじた医院では基本的には整骨院への通院はおすすめしておりません。(お仕事の都合などで病院の診察時間に間に合わない場合などを除く)
その理由としましては、交通事故後というのは体に直接触れるような治療をしない方がよい、安静が大事な期間があるからです。
その安静を要する期間に整体で体をほぐすような施術を始めてしまうと、かえって調子が悪くなることがあります。
実際、自己判断で整骨院に通っていた患者さまが、事故直後に整骨院に通って体をほぐされて、かえって調子が悪くなったとおっしゃって、ふじた医院に通院することになった方がいらっしゃいました。
ふじた医院では、事故直後の安静を要する期間に適した治療とその後しっかり体をほぐしていく治療との両方を受けることができますので、ふじた医院に通院してくださっている場合は、病院と整骨院との併用は不要です。
医師と理学療法士の指導のもと、後遺症が出ないよう、しっかり治療していきましょう。
気になる痛みや症状があったらお気軽にご相談ください
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