病気解説

消化器内科

大腸がん

大腸がんの早期発見早期治療には大腸がん検診が重要です。
大腸がん検診についてのよくあるご質問にお答えします。

Q1大腸がんは最近増えているのでしょうか。また、その予防策はあるのでしょうか?

A1 大腸がんは着実に増えています。2014年のがん死亡(男女合計)では、大腸がんは肺がんに次いで第2位で、2015年のがん罹患予測では大腸がんが第1位です。大腸がんの増加の要因には他のがん同様、高齢化があげられる他、肥満運動不足、飲酒と喫煙が大腸がんの危険因子です。大腸がんの予防法として効果が確実なのは運動です。

Q2大腸がん検診を受けるメリットはなんですか?

A2 大腸がん検診の最大のメリットとは,大腸がんで死亡する危険性が減ることです。現行の5つのがん検診の中で、大腸がん検診は子宮頸がん検診と並んでもっとも効果が確実です。さらに発見された大腸ポリープ(腺腫)の切除により大腸がんになる危険性をも減らすことが出来ます。

Q3大腸がん検診はどのように行われるのですか?

A3 自治体(市町村)の検診として広く行われているのは、便潜血検査です。特殊な容器に2日分の便を採って便の中に潜む,目に見えない微量の血液(便潜血)が混じっていないかどうかを調べます。便潜血陽性の場合には,大腸内視鏡検査によって大腸がんがないか確認が必要です。人間ドックでは最初から内視鏡で大腸を観察することもあります。

Q4大腸がん検診ではすべての大腸がんを診断できますか?

A4 便潜血検査による検診の有効性はがん検診の中でももっとも確実な根拠がありますが、他のがん検診と同様に,便潜血検査だけですべての大腸がんを発見することはできません。定期的に検診を受ければ浸潤大腸がん(がんが粘膜よりも深い層に及んでいるもの)の約8割を見つけることができますが、残りの2割の大腸がんでは便潜血陰性となる場合があります。検査結果が陰性で、その後に大腸がんが発見された場合でも、大腸がん検診を受けずに発見された大腸がんよりも治る割合が高いことがわかっており、大腸がん検診の有効性を裏付けるものといえます。

Q5便に潜血があると言われたのですが?

A5 進行大腸がんがある場合、便潜血陽性になる可能性は80%程度とされており、必ず大腸の精密検査(出来れば大腸内視鏡検査)を受ける様にしてください。また陰性であったとしても、早期の大腸がんや、ポリープは見落としやすいといわれており、定期的な内視鏡検査をお勧めいたします。

Q6毎年便潜血陽性ですが、毎回精密検査が必要でしょうか?

A6 大腸に病気がないにもかかわらず便潜血が毎年陽性になることは多くありません。便潜血陽性になったらその都度、精密検査が必要です。それでも繰り返し便潜血陽性になる場合には主治医にご相談ください。

Q7便潜血陽性なのに精密検査では異常ありません。原因はなんでしょうか?

A7 便潜血が陽性になっても、精密検査で大腸がんやポリープ(腺腫)が見つからないことが多々あります。ごくわずかな出血が誰にでもあることは古くから知られており、これを生理的出血と呼び採便時、便を多くとり過ぎると陽性になりがちです。便潜血陽性でありながら精検で「異常なし」となる例の多くは生理的出血です。痔の有無にかかわらず、便潜血陽性の場合には大腸がんの可能性がありますので必ず精密検査を受けてください。

Q8ひどい便秘ですが、検査は可能ですか?

A8 可能です。必要であれば医療保険を使用し排便効果のあるお薬を処方することもできます。

Q9生活習慣(病)と大腸がんが関係ありますか?

A9 大腸がんの原因は他のがん同様、まず加齢ですが、他に肥満,飲酒,喫煙が挙げられます。リスクを下げる確実な要因として運動が知られており、他に食物繊維の摂取も勧められます。

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