病気解説

手の症状

手の症状

手に起こる様々な症状について解説していきます。

手に起きる症状の原因には、局所的なものから、脳や全身に関わるものまで、様々な原因があります。

整形外科だけでなく、内科や脳神経外科の疾患も含めて症状ごとに詳細に説明していきますので、ケガをした覚えもないのに、手や手首に何らかの症状がある方はぜひ参考になさってください。

ケガをして捻挫骨折の可能性がある方はこちらをご覧ください。

手の症状のなかでも、しびれが気になる方は、手のしびれのページを参考にしてください。

あなたはどの症状でしょうか?

①細かい手の動きができない(ボタンをかける、お箸を持つなど)

普段何気なく行っている動作ができなくなる手の病気があります。

手根管症候群や脳血管障害という手指の筋力が低下する病気で、多くは片側に発症します。

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)とは、指先を動かす正中神経(せいちゅうしんけい)という神経が圧迫されたり損傷したりすることで、指の感覚が麻痺したり、筋力が低下する病気です。

原因不明の場合もありますが、甲状腺機能低下症など、内科的疾患が原因のこともあります。

「あれ?物を落とすことが増えたな」「お箸を持ちづらいな」など、年齢のせいかなと思うような症状も、手根管症候群の症状かもしれません。

また、脳血管障害でも、指の運動麻痺が出ることがあります。

治療は、手根管症候群の場合、リハビリテーションや手術、電気治療など様々な選択肢があります。

手根管症候群も脳血管障害も神経が損傷する病気ですので、早期発見早期治療が大切です。

指の動きの悪さが気になったら、「様子を見る」のではなく、整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や神経学的検査、血液検査などを行い、整形外科的疾患の場合は、内服やリハビリテーションを行います。

②手に力が入りにくい(ペットボトルのフタが開けられない、物をよく落とすなど)

①の手先の動きよりも、もう少し大きな動きができなくなる場合があります。

代表的な症状は、「ペットボトルのふたが開けられない」という症状です。

①の手根管症候群や脳血管障害の場合もありますが、親指の関節が変形して力が入りにくい(変形性関節症)、指の腱鞘炎(ばね指など)の場合があります。

整形外科にて、変形の有無や指の可動域の低下などを、診察やレントゲンにて検査し、診断します。

治療は、症状やご希望により、リハビリテーションや手術などの選択肢があります。

ふじた医院では、作業療法士が常在し、手指の細かなリハビリテーションができます。

③手の感覚が鈍い(手先の繊細な触覚がない)

「何を触っているのかわかりにくい」、「触覚がにぶいので手の動きが悪い」、「痛覚が鈍く痛みを感じにくい」、逆に「痛みを敏感に感じる」など、感覚神経が障害される手の病気があります。

①で述べた手根管症候群は、正中神経が運動も感覚も担う神経のため、両方の症状が出る場合があります。

また、脳血管障害の場合も感覚がにぶくなる場合があります。
いずれも片側に起きます。

一方、内科的疾患でも手の感覚がにぶくなったり、痛みを感じるほどのしびれを感じる病気があります。

それは糖尿病です。糖尿病性神経症とよびます。

糖尿病では血流が悪くなるため、神経にも栄養が届きにくくなり、神経症状が出るのです。

糖尿病によるしびれの場合、両手両足対称に出るのが特徴ですので、手根管症候群や脳血管障害との鑑別点となります。

もし、手の感覚に異常を覚えたら、整形外科、脳血管外科、内科のいずれかを受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や神経学的検査、血液検査などを行い、整形外科的疾患の場合は、内服やリハビリテーションを行います。

糖尿病によるものと診断した場合は、糖尿病の投薬治療や食事療法を開始します。

④指が伸びない

指の力や感覚は問題ないけれど、指が伸びにくくなる病気があります。

指を伸ばすのが痛い、伸ばすときにはねるような感じがする、指だけでなく手のひらも伸ばしにくくなってきた、などの症状が出ます。

指だけの症状であれば、腱鞘炎や手指関節の変形が考えられます。

しかし、手のひらまで伸びにくくなってきたとなると、デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)の場合があります。

指や手のひらを伸ばす腱(手掌腱膜)が肥厚し、最終的に手のひらが開けなくなる病気です。

初期症状は、手のひらにしこりやこぶができ、徐々に手のひらに索状の硬い腱が触れるようになり、指や手のひらを伸ばしにくくなってきます。

このとき、痛みを感じる方もいらっしゃいます。そして、末期になると、指や手を伸ばせなくなり、日常生活に支障が出るようになります。

原因不明のため、治療も簡単ではありませんが、手術や日常動作のリハビリテーションなどを行います。

腱鞘炎でも悪化すると指を思うように動かせなくなるため、指の動きの変化に気づいたら、早めに整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や神経学的検査、血液検査などを行い、整形外科的疾患の場合は、内服やリハビリテーションを行います。

⑤指や手首の関節が痛い、赤く腫れる

整形外科の診察をしていて一番多いご相談が関節の痛みです。

関節の痛みの原因には、非常に多くの病気がありますので、一つ一つご説明していきます。

1.変形性手指関節症

多くは指の第1関節が腫れたり、痛んだりする病気で、原因は不明ですが、中高年の女性に多い病気です。(親指の場合は、CM関節という付け根の関節も変形する)変形初期は、変形は目立たず、赤みや腫れ、痛みが症状で、次第に関節が大きくなったように見えたり、小さな水疱ができたりします。

変形が終わると痛みも止まるのが特徴です。

原因不明の病気のため、進行をとめる治療薬なども残念ながらまだ未開発です(※)が、ふじた医院では、関節の腫れを抑えたり、痛みを軽減する漢方薬での治療を積極的に行っておりますので、変形による痛みでお悩みの方は、ご相談ください。

変形が、「女性ホルモンの減少に関連するとして、女性ホルモン様のサプリが効果がある」ように販売されておりますが、保険薬剤ではありません。

2.関節リウマチやその他膠原病

関節リウマチを含め、膠原病(自己免疫疾患)では、指や手関節の関節が赤く腫れて痛む症状が出ることがあります。

腫れや痛みは変形の場合と似ていますが、関節リウマチの場合は、指の第1関節は腫れることはないので、指の第2関節や手関節が赤く腫れていた場合、関節リウマチ(あるいは痛風などの内科的病気)を疑います。

以前は両側対称に症状が出ると関節リウマチとされていましたが、昨今は、片側のどこか1か所だけでも腫れていれば関節リウマチを疑います。

レントゲン検査や血液検査、身体診察などを用いて確定診断に至ります。

膠原病による関節の炎症は、関節の破壊につながりますが、過剰な自己免疫の働きを抑える免疫抑制剤をメインとして、薬をコントロールすることで、関節の破壊を食い止めることができます。

しかし、長期間無治療で放置してしまうと、炎症による関節の破壊・変形が進み、元に戻らなくなりますので、関節になんらかの違和感を覚えたら整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や神経学的検査、血液検査などを行い、内服やリハビリテーションを行います。

3.痛風・偽痛風

痛風も偽痛風も関節で炎症が起き、動けないほど強い痛みを感じる病気です。

痛風の場合は尿酸塩結晶が、偽痛風はピロリン酸カルシウム二水和物が関節に沈着し、それを白血球が貪食して処理しようとするために強い炎症が起きます。

痛風は足の親指、偽痛風は膝関節が好発部位で、片側性です。が、手関節で炎症が起こることもあり、手首の腫れなどで見つかる場合もあります。

治療は、痛風の場合は、発作時は鎮痛剤を用いて炎症を抑え、発作が治まったあとは、高尿酸血症の治療薬を内服します。

痛風は、他の生活習慣病と同様腎臓の機能を低下させるため、食生活の改善や内服薬の継続治療が必要です。

偽痛風は、原因がはっきりしておらず、まだ薬がないため、鎮痛剤などで痛みを抑える治療を行います。

ふじた医院では血液検査などの検査と、内服や消炎鎮痛治療を行います。

4.腫瘍に伴う病的骨折

骨や軟骨にも腫瘍ができることがあり、良性悪性どちらもありますが、骨に腫瘍が発生すると、「病的骨折」という、ケガはしていないのに骨が折れる症状が出ることがあります。

 

ケガをした覚えがないのに、指が腫れていたり、強い痛みを感じる場合は必ず整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や血液検査を行い、必要と判断した場合はMR検査や手術のできる地域の基幹医療機関にご紹介し、手術後のリハビリテーションを行っていきます。

⑥指先が白くなったり青くなったりする

冬に多いご相談ですが、「冬になると指先がまっ白になる」、「指の色がおかしい」などの症状が出る病気があります。

一番多いのは、しもやけ(凍瘡(とうそう))という血流の悪さを原因とする病気です。

指先の血流が悪化する代表的な病気として、「しもやけ」「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」「膠原病(こうげんびょう)あるいは自己免疫性疾患」があります。

とくに、膠原病では、血管に炎症が起き、血流が悪くなることがよくあります。

膠原病が原因でしもやけになる場合は、通常のしもやけと違い、赤く腫れるだけでなく、白や青に指の色が変化することが知られています。

これは重度の血流障害であり、指の末端に血が届かないため、ひどい場合は指先が腐ってくる(潰瘍)ケースもあります。

よって、指先が冷たくなり、色の変化に気づいたら、「冷え性だから仕方ない」「単なるしもやけだろう」と放置せず、整形外科を受診するようにしましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や血液検査を行い、リハビリテーションが必要な場合は、リハビリ治療を行います。

また、凍瘡は、漢方薬で治療・予防できる場合もあります。

ふじた医院では、通常の凍瘡に加え、膠原病が原因の凍瘡でも、漢方薬を処方します。そうすることで、つらい冬を乗り切れる患者さまもいらっしゃいます。

⑦指がむくんでかたくなる

指のむくみは多かれ少なかれ誰しも経験するもので、「一時的なものだろう」と、軽視しがちではないでしょうか。

しかし、むくみというのは、内臓や血管の異常のサインなので、指のむくみが1週間でも続く場合は、放置せず、内科あるいは整形外科を受診しましょう。

手のむくみの原因として考えられるのは、心臓や腎臓の機能障害、膠原病、リンパ浮腫です。

心臓や腎臓の病気は命に直結しますし、膠原病も早期発見早期治療が悪化を防ぐのに重要です。

リンパ浮腫も、浮腫に伴う感染症(蜂窩織炎)などを引き起こすことがあり、命に関わる場合もあり、軽視できません。

また、むくみのなかでも、ソーセージのように固くなったむくみは、膠原病の症状かもしれません。

「このくらい放っておけば・・・」と思わず、気づいたらすぐに内科あるいは整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、レントゲン検査や血液検査を行い、リハビリテーションが必要な場合は、リハビリ治療を行います。

また、リンパ浮腫や蜂窩織炎は、漢方薬で治療・予防できる場合もあります。

ふじた医院でもむくみの治療には漢方も併用しています。

⑧手首が痛い

捻挫したわけでもないのに、手首を動かすと痛みを感じる、という場合、手関節に異常があるかもしれません。

手首を動かすと痛い場合に考えられるのは、TFCC損傷と尺骨突き上げ症候群です。

どちらも小指側の手関節が痛くなる病気で、「ドアノブを回す」など、手首を小指側に曲げると痛みが増悪します。

TFCC損傷は、手関節の小指側にある三角線維軟骨複合体という、手関節を支えている組織が損傷されて痛みを生じる病気で、捻挫や骨折などのケガに伴うこともありますし、使い過ぎや加齢で生じる場合もあります。

整形外科を受診し、症状や可動域検査、MRI検査で診断してもらいましょう。

治療は保存的治療と手術の2パターンがあります。

保存的治療では、装具で患部をサポートして炎症が落ち着くのを待ちつつ、リハビリによって、手関節への負担を取り除いていきます。

手術では、TFCCの断裂を縫合したり、部分切除したりする手術法があります。

保存的治療が無効の場合、手術を行うこともあり、医師と患者さまとで相談しながら治療方針を決めていきます。

尺骨突き上げ症候群は、TFCCとは違って、骨を原因として痛みが出る病気です。

手首には、橈骨(とうこつ)という親指側の骨と、尺骨(しゃっこつ)という小指側の骨があります。

尺骨は、手関節外側にぐりぐり触れる骨です。

手関節を机などに手のひら下向きに置いた場合、通常、尺骨は橈骨より前(指先方向)には出ていません。

橈骨の方が尺骨より少し前方にあり、尺骨が直接手の骨や橈骨にぶつかることはないようにできています。

しかし、生まれつき尺骨が長い方や、橈骨骨折などで橈骨の長さが変わったこと、あるいは加齢で橈骨と尺骨の位置がずれたなどの原因で、尺骨が手の骨や橈骨にぶつかり、手首に痛みを生じるようになることがあり、これを「尺骨突き上げ症候群」と呼びます。

整形外科にて、可動域検査やレントゲン検査、MRI検査を行い確定診断を行います。

治療は、発症初期であれば、サポーターやリハビリで保存的に治療します。

それでも症状が改善しない場合は、尺骨を数ミリ短縮させる手術を行います。

いずれも悪化させないことが重要ですので、手首に痛みを感じている場合は、整形外科を受診しましょう。

ふじた医院では、できるだけ手術をせずにすむよう、理学療法士や作業療法士によるリハビリプログラムを充実させています。

⑨指先が赤く腫れて痛い

指はいろんなものに触れるので、炎症も起きやすい場所です。

指先が赤く腫れて痛む場合、「接触性皮膚炎」、「ひょう疽(感染症)」、「グロムス腫瘍」、「しもやけ」が考えられます。

爪の周りが腫れていて触ると痛い、白くなって膿がたまっているような場合、ひょう疽が考えられます。

ひょう疽はこちらで詳しく解説しています。

接触性皮膚炎は、いわゆる「かぶれた」状態で、身体に合わない植物や動物、化学物質(洗剤や化粧品など)、金属を触ったときに起きる炎症反応です。

症状としては、かゆみ、痛み、腫れ、赤み、ただれ、水ぶくれなどで、触れた場所に局所的に炎症が起きます。

原因がわかっている場合も心当たりがない場合も、皮膚科を受診しましょう。

原因がわからない場合、パッチテスト※や血液検査によってアレルギーの有無をチェックすることができます。

パッチテストは実施している医療機関が限られるため、受診前に必ず実施の有無をお問合せください。

⑩指や手首の関節にできものがある

ふと気づくと、指の関節や手首の関節近くにできものができていることがあります。

多くは良性のガングリオンという関節包という袋が大きくなってできた腫れですが、ガングリオン以外の腫瘍である場合もあります。

詳しくは、ガングリオンの記事で詳しく説明していますので、そちらをご参照ください。

⑪手がふるえる

ここまで、手の痛みや感覚麻痺、運動麻痺についてご説明してきましたが、こちらでは、「手のふるえ」についてご説明していきます。

手の震えは、痛みを伴わなくても、文字が書きにくくなったり、コップをうまく持てなかったりするので、日常生活でお困りの方が多い症状です。

手の震えには、様々な原因がありますので、ここではよくみられる震え(振戦:しんせん)についてご説明していきます。

震えの原因を見極める上で、一番わかりやすい症状は、「安静時の震え」か「動作中の震え」、という点です。

安静時、じっとしていて体に力が入っていないときに手が粗く律動的に動く場合、パーキンソン病あるいはパーキンソン症候群(神経系の疾患などでパーキンソン病のような症状が出る疾患のこと)の可能性があります。

神経内科や整形外科を受診しましょう。

パーキンソン病には手の震え以外にも、無表情や転倒しやすいなどの症状もありますので、手の震えがなくても、「最近こけることが増えたな」という方も、神経内科あるいは整形外科を受診しましょう。

次に、動作中に手が震えるという場合ですが、こちらはさらに細かく分けて考えます。

1.姿勢時振戦

重力にさからって、手を持ち上げる動作などをしたときに手が震える場合です。

「学校で、人前で発表するときに緊張して教科書を持つ手が震える」など、緊張して起きる震えもこのタイプで、生理的振戦といい、身体的には異常はない震えです。

また、本態性振戦(ほんたいせいしんせん)という振戦もあり、これは原因不明の震えで、年齢が上がるにつれ、罹患率もあがりますが、症状は震えのみで、こちらも身体的には異常はない振戦です。

一方、姿勢時振戦は、甲状腺機能亢進症やアルコール依存症などでも認めるタイプの震えで、早期に治療が必要です。

2.運動時振戦

手を動かしている間だけ起きる震えで、本態性振戦などで認めます。

そのほかにも、小脳に病気が隠れていることもあります。

3.企図振戦

コップなど、目標物に近づくと手の震えが大きくなる震えで、小脳の病気の可能性があります。

小脳という場所は、身体がスムーズに動くように(協調運動)調整している場所で、ここに異常があると、身体をスムーズに動かせなくなるので、手が震えるなどの異常な動きが現れるようになります。

震えには、様々な種類や原因があります。

ご自身では、病気ではない震えか、何か異常があるのか、判断が難しいかもしれません。

震えは加齢とともに増えることも多く、「年のせい」にされがちです。しかし、その手の震えは、脳や神経、内臓の病気のサインかもしれません。

手の震えが気になった方は、神経内科・内科あるいは脳神経外科を受診するようにしてください。

治療は、それぞれの原因に応じた内服薬の使用やリハビリテーションを行います。

ふじた医院では、パーキンソン病のリハビリにも力を入れており、パーキンソン病の患者さまは、初動負荷不トレーニングなどの特別な機器を用いてリハビリに取り組んでいらっしゃいます。

⑫手がしびれる

指先や手のしびれについては、こちらのページで詳しく説明しておりますので、参考にしてください。

⑬爪

最後に爪のお話です。

爪は東洋医学では、「筋余(きんよ)」と呼ばれ、身体の状態が爪や爪の周りにも表れていると考えます。

例えば、爪に縦筋が入っていれば、爪は水分・栄養不足で、全身の水や血の巡りが悪いことが一目でわかります。

西洋医学でも爪の診察は重要で、爪が反り返っている場合は、「スプーンネイル」とよばれ、鉄欠乏性貧血の可能性があります。

また、爪の甘皮部分に小さな出血がある(爪上皮出血点)、爪の根本が赤くささくれだっている(爪囲紅斑)、

爪がでこぼこしているなどの変化があれば、いずれも血流障害のサインであり、膠原病の可能性があります。

さらに、爪には、痛みを伴う病気もあります。

爪の周りが赤く腫れて痛い場合、蜂窩織炎(ひょう疽)かもしれません。皮膚科や整形外科を受診しましょう。

指先が物に当たると痛いなど、ひょう疽のように明らかな炎症はないのに、指先が痛い場合、爪の下にできるグロムス腫瘍という小さな良性の腫瘍の可能性があります。

悪性ではありませんが、放置すると爪が割れたり、骨が変形することもありますので、手術で摘出する必要があります。

爪の異変は、体の内側の異常が表に出ている大切なサインです。

少しでも爪や爪周りの異変に気づいたら、内科や皮膚科、整形外科を受診するようにしましょう。

ふじた医院では、巻き爪ケア資格を持った女性医師が在籍しており、爪に関する診断・治療を行います。

爪に関するお悩みはこちらのページもご覧ください。

また、爪のケアができる医師の勤務日は変動しますので、来院前に必ず診察予定をお問合せください。

気になる痛みや症状があったらお気軽にご相談ください

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