病気解説

整形外科

むちうち(頸椎捻挫)|善通寺市のふじた医院(整形外科)

「むちうち」は、交通事故やスポーツなどで首に強い力が加わったときに起こるケガです。医学的には「頸椎捻挫(けいついねんざ)」などと診断されます。首の痛みや肩・背中の凝りだけでなく、手のしびれ、頭痛、めまい、吐き気といった症状が出ることもあります。

やっかいなのは、事故の直後には症状が出ず、数日たってから痛みやだるさが出てくる場合があることです。「たいしたことはない」と様子を見ているうちに、症状が強くなったり長引いたりすることがあります。

香川県善通寺市のふじた医院は、交通事故によるケガと後遺症の治療に力を入れており、年間延べ1万人の患者さまの治療にあたっています。首に違和感がある方は、症状が軽くても早めにご相談ください。

監修者:
医療法人高樹会 ふじた医院 院長 藤田博崇(ふじた ひろたか)

監修者:医療法人高樹会 ふじた医院 院長 藤田博崇(ふじた ひろたか)

経歴:

平成15年 香川医科大学(現・香川大学医学部)卒業、第一外科教室 入局。三豊総合病院(外科・麻酔科)、坂出市立病院(外科)、香川大学 消化器外科、国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センターに勤務。香川労災病院 消化器内科で胃・大腸の内視鏡検査を担当。平成23年 ふじた医院 院長就任。

資格:

日本外科学会 外科専門医/日本消化器外科学会 消化器外科専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/日本消化器病学会 消化器病専門医/麻酔科標榜医/産業医

専門・力を入れている分野:

①整形外科・リハビリテーション
②交通事故によるケガ・後遺症の治療
③内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
④生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症)
⑤外科一般(巻き爪・粉瘤・いぼ除去 など)


  • 本ページは 藤田博崇(ふじた医院 院長)監修のもと作成しています。

最終監修日:2026-09-16詳しいプロフィール

むちうちとは

むちうちは、体に強い衝撃が加わったときに首(頸椎)が鞭のようにしなり、首の筋肉やじん帯、関節を包む組織(関節包)が傷つくことで起こります。衝撃を受けた瞬間に、首を守ろうとして反射的に筋肉が緊張することも、痛みの原因になります。

むちうちの7〜8割程度は「頸椎捻挫」と診断されるタイプです。傷ついた組織そのものは回復し、炎症だけが残っている状態は「頸椎捻転」と呼ばれることもあります。

衝撃が大きい場合には、筋肉の部分断裂やじん帯の損傷が起こり、症状が重くなります。神経まで傷が及ぶと、しびれや力の入りにくさ、めまいなど、首以外の場所に症状が出ることがあります。

頭は体重の約10%の重さがあり、それを支える首のケガは、手足の捻挫にくらべて回復に時間がかかることが少なくありません。

むちうちの主な症状

むちうちの症状は、傷ついた場所によって幅があります。首だけでなく、手や頭に症状が出ることもあります。

首・肩・背中に出る症状

首を動かすと痛む、首が動かせる範囲が狭くなる、といった症状が代表的です。痛みは首の後ろだけでなく、前面や側面、頭のほうにも出ることがあります。首や肩の上部、背中に強い凝りを感じる方もいます。

首の後ろの痛みについては、首の後ろの痛みのページもあわせてご覧ください。

手や腕のしびれ、力が入りにくい

首の骨のずれなどで神経が圧迫されると、首や手足の痛み、しびれ、力の入りにくさ(握力の低下)、後頭部の痛み、顔の痛みなどが出ることがあります。

手のしびれについては、手のしびれのページで詳しく説明しています。

頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気

自分の意思とは関係なく働く神経(自律神経)が影響を受けると、耳鳴り、めまい、吐き気、眠れない、体がだるいといった症状が出ることがあります。天気や気圧の変化で強くなる頭痛が出る方もいます。

めまいについては、めまいのページもご覧ください。

車に乗るのが怖い、気持ちが落ち込む

交通事故のあとは、体の痛みだけでなく、運転が怖くなる、事故の場面を思い出すといった心の変化が起こることもあります。お子さまの場合は、夜泣き、食欲の低下、集中力の低下、車に乗るのを嫌がるといった形で現れることがあります。

まれに、強い神経の症状が出ることがあります

首の中を通る脊髄が傷ついた場合には、力が入らない、体が麻痺する、感覚が鈍い、うまく歩けないといった症状が出ることがあります。こうした症状があるときは、様子を見ずにすぐ医療機関を受診してください。

むちうちの症状はいつから出ますか?

事故やケガの直後は、何も感じないことが少なくありません。事故の直後は体が興奮した状態(交感神経が優位な状態)になり、痛みを感じにくくなるためです。

実際には、数時間後から数日後になって、首の痛みや頭痛、だるさが出てくることがよくあります。スポーツで起こったむちうちでも同じです。

そのため「今は痛くないから大丈夫」と自己判断せず、衝撃を受けたあとは早めに整形外科を受診してください。

むちうちの主な原因

交通事故(追突・正面衝突)

むちうちの原因でもっとも多いのが自動車の事故です。追突されたとき、体はシートに押されて前に動きますが、頭はその場にとどまろうとするため、首が「く」の字になり、頭が後ろに反ります(過伸展)。次にその反動で頭が前に振られ、首が反対方向にしなります(過屈曲)。正面衝突では順序が逆になりますが、いずれも頭を支える首の関節に大きな負担がかかります。

事故の状況によっては、首だけでなく肩や腰の打撲捻挫骨折を伴うこともあります。

スポーツ・転倒・急ブレーキ

サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど、体がぶつかり合うスポーツでも起こります。事故に至らない急ブレーキや、転倒で起こることもあります。強い衝撃では、頸椎の骨折や脊髄の損傷につながることもあります。

こんなときは早めに受診してください

次のような状態に当てはまる場合は、症状が軽く感じても早めに整形外科を受診してください。

  • 追突や衝突など、首に衝撃が加わる出来事があった
  • 事故のあと数日たってから、首や肩の痛み、頭痛が出てきた
  • 手や腕にしびれがある、力が入りにくい、物を落としやすい
  • めまい、耳鳴り、吐き気があり、眠れない日が続く
  • 事故のことを思い出す、車に乗るのが怖いなど、気持ちの変化がある
  • お子さまが同乗していて、事故のあと夜泣きや食欲の低下がみられる

とくに、力が入らない、体が麻痺している、うまく歩けないといった症状があるときは、様子を見ずにすぐ受診してください。

むちうちは何科を受診すればよいですか?

整形外科を受診してください。

むちうちは、首の捻挫のような比較的軽いものから、神経の損傷を伴うものまで幅があります。骨折の有無や神経の状態を確かめるには、レントゲン検査や神経学的検査が必要です。これらの検査ができる整形外科で、まず状態を確認することをおすすめします。

ふじた医院は整形外科・リハビリテーション科を標榜しており、交通事故によるケガの治療に力を入れています。診療日と時間は診療時間・内容のページをご覧ください。

事故のあと、いつまでに受診すればよいですか?

症状の有無にかかわらず、事故から1週間以内に整形外科を受診してください。

事故から時間が経ってから受診すると、あとから出てきた症状について、事故との関係が認められない場合があります。治療費や補償の扱いにも関わりますので、「痛くないから」と受診を先延ばしにしないことが大切です。

お子さまが同乗していた場合も、目立ったケガがなくても一緒に受診してください。

なお、保険や補償の手続き、示談などの法的なご相談については、弁護士にもご相談されることをおすすめします。

ふじた医院で行う検査

レントゲン検査

症状のある部位と、衝撃を受けたと考えられる部位のレントゲン検査を行います。骨折の有無を確かめるだけでなく、骨の並びを把握することで、今後の経過の見通しを立てたり、リハビリや鍼治療を適切に行ったりするために役立ちます。

お仕事の都合などで整骨院に通われている場合でも、レントゲン検査を受けていないと、骨折の見逃しにつながることがあります。事故のあとは、まず整形外科でレントゲン検査を受けてください。

神経学的検査

手のしびれなどがある場合に、神経が傷ついていないかを確かめる検査です。首を軽く曲げるといった、体への負担が強くない検査です。

MRI検査が必要と判断した場合

問診や診察の結果、より詳しい検査が必要と判断した場合や、後遺障害診断書の作成に必要な場合は、MRI検査ができる病院をご紹介します。

ふじた医院で行う治療

事故直後(およそ1〜2週間)

この時期は安静が大切です。ふじた医院では、体を強く動かさずに行える物理療法(医療機器を用いた治療)とお薬による治療を行います。

  • マイクロ波:
    患部の深部まで温めて血流を改善し、筋肉の緊張をやわらげます
  • SSP(刺さない鍼治療):
    肩の凝りや腰の痛みに用います
  • 干渉波:
    異なる周波数で筋肉をほぐし、神経の麻痺の改善をはかります
  • ホットパック:
    適温のパックを患部に当てて温め、血流を促します。妊娠中の方も受けていただけます

お薬は、年齢や症状に合わせて、鎮痛剤、凝りをほぐす内服薬、漢方薬、湿布や塗り薬などを使い分けます(凝りをほぐす内服薬では眠気が出ることがあります)。

症状をやわらげ、後遺症をできるだけ減らすため、間隔をあけずに治療を重ねていくことをおすすめします。

症状が続く場合に追加する治療

1〜2週間ほど経っても症状が横ばい、あるいは悪化する場合や、新しい症状が出てきた場合には、次の治療を組み合わせます。自賠責保険をお使いの場合、いずれも保険の適用範囲内です。

  • リハビリテーション:
    理学療法士による徒手療法(ストレッチやマッサージのように体をほぐす方法)やトレーニングマシンで、筋肉や関節の柔らかさの改善をはかります
  • 鍼(はり)治療
    医師が行います。首や腰の凝りからくる痛みやしびれの改善をはかります
  • 筋膜リリース注射:
    痛みを感じやすい筋膜の緊張を、注射でやわらげます

外来でもリハビリを受けられます

ふじた医院では、入院中だけでなく外来通院でも理学療法士・作業療法士によるリハビリを受けていただけます。徒手療法に加え、初動負荷マシンや近赤外線治療器(スーパーライザー)も用いています。

症状によっては、入院して治療を受けていただくこともできます。

回復には個人差があります。交通事故によるケガは、1回の治療で終わることはほとんどなく、良くなったり戻ったりを繰り返しながら少しずつ改善していくものです。治療を途切れさせないことが大切です。

受診の流れと、受診時にお伝えいただきたいこと

むちうちは、事故の状況によって傷つく場所が変わります。診察のときに、次の点をできるだけ詳しくお伝えください。

いつ、どこで、どのような事故・ケガだったか(追突された、正面からぶつかった、など)
衝撃を受けたとき、体がどの向きだったか
どこに、どのような症状が出ているか(痛み・しびれ・めまい など)
症状が出はじめたのはいつか
すでに他の医療機関や整骨院を受診している場合は、その内容
保険会社とのやり取りが必要な場合や、他院から転院される場合は、受付でお声がけください。

ご来院の方法は交通アクセスのページ、ご相談はお問い合わせフォームからどうぞ。

ご自宅で気をつけること

症状が出はじめた時期

まずは安静を保ってください。この時期にストレッチや運動を行うと、症状が強くなることがあります。痛みが強いときは、患部を冷やしていただいてかまいません。

事故のあと1〜2週間は、体に直接触れて動かすような施術(整体・整骨など)は避けてください。安静が必要な時期に体をほぐすと、かえって調子が悪くなることがあります。

痛みが長引く時期

痛みが落ち着いてきた時期は、体を動かしたり温めたりすることが役立つ場合があります。この時期は冷やすのではなく、蒸しタオルや温湿布などで患部を温め、血流を促すほうが向いています。

ただし、自己判断でのセルフケアは、かえって症状を悪化させることがあります。どの時期に何をしてよいかは症状によって変わりますので、医師や理学療法士にご相談のうえで行ってください。

よくあるご質問

Q1: 治療費はどのくらいかかりますか?

事故の状況や保険会社の対応によって異なります。自賠責保険が適用された場合、治療費は自賠責保険から支払われるため、患者さまのご負担はありません。ご自身の健康保険をお使いになる場合は、窓口でのお支払い(500〜1,000円程度)が発生します。
このほか、警察に提出する診断書や後遺障害診断書の作成費用がかかります。どなたが負担するかは事故の状況によって異なりますので、判断に迷う場合は弁護士にもご相談されることをおすすめします。

Q2: 整骨院に通いながら、病院にもかかれますか?

保険会社とご相談のうえ、許可が出れば可能です。ただし、ふじた医院では基本的に整骨院への通院はおすすめしていません(お仕事の都合で診察時間に間に合わない場合などを除きます)。
事故の直後には、体に直接触れる施術を避けて安静にしたほうがよい時期があるためです。ふじた医院では、その時期に適した治療と、その後しっかり体をほぐしていく治療の両方を受けていただけます。

Q3: 他の病院や整骨院から転院できますか?

転院できます。事故当日は救急で他院にかかり、2回目以降はふじた医院で治療を受ける、といったこともできます。ご勤務先の近くとご自宅の近くの2か所に通っていただくことも可能です。
なお、転院される場合や通院先を増やす場合は、患者さまご本人から担当の保険会社にご連絡いただく必要があります。

Q4: 子どもが同乗していました。受診は必要ですか?

目立ったケガがなくても、一緒に受診してください。お子さまは敏感で、夜泣きや食欲の低下、車に乗るのを嫌がるといった変化が出ることがあります。
6歳以上であれば電気治療を、小学生以上であればリハビリテーションを受けていただけます。乳幼児のお子さまには、体への刺激が少ない漢方薬などで対応します。

Q5: 症状が出ていませんが、受診したほうがよいですか?

受診してください。事故の直後は体が興奮した状態になり、痛みを感じにくくなります。数日たってから症状が出ることも多いため、「何も感じない」場合でも、整形外科で状態を確認しておくことをおすすめします。

Q6: 平日は仕事です。土曜日でも受診できますか?

土曜日も午前・午後とも診療しています。日曜・祝日は休診ですが、当番医を担当している日はどなたでも受診いただけます。

Q7: 予約は必要ですか?

ご予約は不要です。ネット予約LINEからのご予約もご利用いただけます。
通院の交通手段でお困りの場合は、無料送迎もご利用いただけます。

Q8: 仕事中・通勤中の事故でもみてもらえますか?

労災の取り扱いをしています。仕事中や通勤中の事故によるケガの場合は、受付でその旨をお伝えください。

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